今回はsuedeの「coming up」というアルバムを紹介したいと思います。
「coming up」はsuedeの3枚目のアルバムで、suedeのギタリストであったバーナードが脱退し、今の5人体制になってから初めて作られたアルバムです。
suedeについては英国のsuedeというバンドについて の記事をご覧ください。
アルバムのプロデューサーはEd bullerです。
Ed bullerといえば、下に貼っていますが、suedeの1、2枚目のプロデューサーを担当し後のsuedeの作品に関わる非常に重要な人物です。


なかなか強烈なジャケットですが、どちらも名盤です。
前作まで曲作りに関しては、バーナードが主導で作っていましたが、今回のアルバムからは、共同プロジェクトとして、複数のメンバーが作曲に関わります。特にギターのリチャード・オークスによる作曲の貢献は大きく、10曲中8曲がクレジットされています。
ボーカルのブレッド曰く、新しいアルバムはとにかくシンプルなアルバムにしたかったとのことで、前作よりもかなりポップな仕上がりとなっております。
退廃的な雰囲気が漂っていた前2作とは違い、ポップ作である「coming up」は見事売り上げ100万枚を超える大ヒットを記録し、suedeの一番の売れたアルバムとなりました。
「coming up」は、suedeのアルバムの中でトップ3に入るほど好きなアルバムです。最初聴いた時は非常にポップだけれど、どこか美しい雰囲気が漂っていて、最高でした。ブレッドの声に好き嫌いが分かれるかもしれませんが、とりあえず聞いてほしいです。
収録曲
リリース:1996年9月
1. “Trash”
2. “Filmstar”
3. “Lazy”
4. “By the Sea”
5. “She”
6. “Beautiful Ones”
7. “Starcrazy”
8. “Picnic by the Motorway”
9. “The Chemistry Between Us”
10. ”Saturday Night”
今回はアルバムの中でも特におすすめな曲をご紹介します。
おすすめな曲
1曲目は「Trash」
アルバム冒頭に相応しく素晴らしい曲です。
ポップだけれどどこか退廃的な雰囲気が漂っていて良いですね。
2曲目は「Beautiful Ones」
イントロのギターリフが特徴的な曲です。
ギターから始まり、ドラムやキーボードが重なっていくグループ感はたまりませんね。
リチャードオークスによるギターが圧巻です。
3曲目は「The Chemistry Between Us」
私が「coming up」の中で最も好きな曲です。
この曲の素晴らしいところは、何よりもストリングとリチャード・オークスによるギターです。 曲の随所にストリングが響いていて、曲に華やかさがあります。
曲の途中にギターソロがあるのですが、それがまた素晴らしい。哀愁が漂っていて、何とも言えない気持ちになります。曲の長さは7分と長いように感じますが、聴いてみるとイントロからアウトロまであっという間です。
4曲目は「Saturday Night」
アルバムを最後を締めくくる美しいバラード曲です。
まとめ
suedeの「Coming up」をご紹介しました。
Coming upは、suedeの中でも非常にポップな作品となっております。初心者の方でも聞きやすく、suedeを最初に聴くにはおすすめなアルバムだと思います。
ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。
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