今回紹介するアルバムは、suedeの「Night Thoughts」（邦題 夜の瞑想）です。
「Night Thoughts」は2016年に発売されたsuedeの7枚目のアルバムです。
プロデューサーは、前作6枚目の「bloodsports」と同じくed bullerです。
アルバムの長さは、約50分と長いかもしれませんが、じっくりと丁寧に作られているので、聴いていても飽きません。前作の「bloodsports」は「coming up」のようなポップさが顕著に出ていましたが、 今回のアルバム「Night Thoughts」は、ポップさはあれど、美しくダークな曲が多いように思います。
正直にいって「Night Thoughts」は、彼らの2枚目のアルバム「Dog Man Star」に匹敵するほどの傑作なアルバムだと私は思います。
アルバムの流れも素晴らしく、1曲目のWhen You Are Youngから2曲目のOutsidersにいく瞬間は思わず胸が高まりました。アルバムを一通り聞くためには、やはり冒頭の曲も大事ですが、その次の曲も大事ですね。
彼らの特徴である耽美な雰囲気がありつつ、ダークで美しく壮大なサウンドに仕上がった本作は必聴ものだと思います。
収録曲（全12曲）
リリース日 2016年1月
1. “When You Are Young” 2. “Outsiders” 3. “No Tomorrow 4. “Pale Snow” 5. “I Don’t Know How to Reach You” 6. “What I’m Trying to Tell You” 7. “Tightrope” 8. “Learning to Be” 9. “Like Kids” 10. “I Can ’t Give Her What She Wants” 11. “When You Were Young” 12. “The Fur and the Feathers”
特におすすめな曲は黄色で引かれている4曲です。
今回はおすすめな曲を4曲ご紹介します。
おすすめな曲
１曲目 「When you are young」
この曲はアルバムの冒頭の曲に相応しい曲だと思います。
ストリングが特に印象に残っていて、ギター、ドラムが続いていきます。
私が最初に聞いた印象として、曲全体に希望に満ちていて、ドラムがずっしりと響き、ギターと相まって聴いていて、とても高揚感を感じました。聴いていると思わず胸が高まりますね。
２曲目 「Outsiders」
この曲は、近年のsuedeの曲の中で一番の名曲だと思います。
昔のsuedeを感じさせる妖艶さ、美しさがあり、何回も聴いていくうちにsuedeの魅力にはまるでしょう。サビのブレッドの歌唱力、ギターのメロディー、バックで鳴っているキーボードどれも素晴らしいです。 もしアルバムを通して聴くということが難しいのであれば、ぜひこの曲だけでも聴いてほしいです。
3曲目 「I Don’t Know How to Reach You」
この曲は本当に曲の展開が素晴らしいです。
何より曲の途中にあるいギターソロが最高です。非常にメロディアスで美しいですよね。
イントロから流れている繊細なギターが曲を印象付けていると思います。
4曲目 「What I’m Trying to Tell You」
こちらの曲は、イントロのギターが印象的です。
ギターももちろん良いのですが、時々鳴っているキーボードが曲のアクセントとなっていて良いです。
suedeの曲の世界観は、どこか怪しげで人間が持つ美しさを表現しているような感じがします。
まとめ
suedeの「Night Thoughts」をご紹介しました。
「Night Thoughts」は批評家からの評価も高いアルバムです。アルバムの流れも素晴らしく、コンセプトアルバムらしい作りになっていて、通しで聴いても飽きないと思います。
ぜひこのアルバムは最初から最後まで通して聴いてほしいです。
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