名盤紹介#3 Alvvays 『Blue Rev』

名盤紹介

今回紹介するのは、カナダのバンドAlvvaysの3枚目のアルバム「Blue Rev」です。

前回のセカンドアルバム「Antisocialites」(2017年)から5年ぶりに発売されました。

2017年頃から作曲を開始していたようですが、盗難、新型コロナウイルスのパンデミックなどが起こり、5年という月日が経ってしまったようです。

アルバムの特徴としては、前回のアルバムよりもシューゲイザー要素が強く、ドリーミーなサウンドとなっています。Alvvaysの魅力のひとつである美しいメロディーは健在です。

Alvvaysを知らない人に説明すると、カナダのインディーポップバンドです。Alvvaysの音楽の特徴として、美しいメロディが挙げられます。どの曲も非常にメロディアスで、うっとりする曲が多いと思います。ボーカルのモリーランキンの繊細な声が曲の世界観を構築していて、幻想的なサウンドを生み出しています。

Alvvaysは1-3枚目から全部聴きましたが、3作目が一番好きです。メロディが美しいのはもちろんなのですが、唸るようなギター、80sっぽいサウンド、シンセ、どれも新鮮で非常に素晴らしいと思います。

収録曲

リリース日 2022年10月

1.  Pharmacist
2.  Easy On Your Own?
3.  After The Earthquake
4.  Tom Verlaine
5.  Pressed
6.  Many Mirrors
7.  Very Online Guy
8.  Velveteen
9.  Tile By Tile
10. Pomeranian Spinster
11. Belinda Says
12. Bored in Bristol
13. Lottery Noises
14. Fourth Figure      

黄色の線が引かれている曲が特におすすめです。

アルバムの長さは約38分と短く、Alvvaysを初めて聞く人もおすすめです。

おすすめな曲

アルバムの中からおすすめな曲を4曲ご紹介します。

まず1曲目は、「Pharmacist」です。

ギターの歪みとボーカルのモリーランキンの声がマッチして、幻想的な雰囲気となっています。

全体的なギターサウンドはもちろん良いのですが、後半のギターソロがとにかく素晴らしいと思います。シューゲイザーというとノイズが入っていて、騒々しいイメージですが、この曲はうまくシューゲイザーの要素とボーカルのバランスがとられて、とても聞きやすい曲となっています。

2曲目は「Tile By Tile」

個人的にアルバムの中で一番名曲だと思います。曲自体のメロディーの美しさやシンセサイザーの心地よさは良いのですが、特におすすめしたいポイントは、約2分28秒のボーカルの声です。

聴くと鳥肌ものだと思います。

3曲目は「Belinda Says」

壮大なメロディーはもちろん、曲の最中にある転調も本当に素晴らしいと思います。

こういう良質でポップな曲は、何回聴いても飽きませんね。

4曲目は「Fourth Figure」

アルバム最後の曲です。

シンセサイザーとボーカルの儚い声が相性が良いですね。個人的には教会で流れていそうな曲だなと思うほど、透明感がある曲だと思います。

まとめ

Alvvays 「Blue Rev」をご紹介しました。

5年ぶりとなる本作は、非常に素晴らしいアルバムだと思います。サウンドも前作よりもスケールアップしていて、アレンジそして何よりメロディーの美しさに圧巻です。ボーカルのモリーランキンの美しい声とバックのサウンドが調和をしていて、聴いていてとても心地よいです。

ポップながら、どこか哀愁のあるメロディが心にグッときます。

素晴らしい本作ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。

コメント

  1. m b v より:

    カナダのバンドです!

    • aaron より:

      mbv様
      ブログをご覧頂きありがとうございます。
      ご指摘の通りAlvvaysはイギリスではなくカナダのバンドでした。