名盤紹介#4  The 1975 『Being Funny In A Foreign Language』

名盤紹介

今回ご紹介するアルバムは、The 1975 『Being Funny In A Foreign Language』です。

共同プロデューサーを手掛けたのは、かの有名なジャック・アントノフです。ジャック・アントノフは、テイラースウィフト、ロードなどの有名な女性シンガーソングライターの作品を手掛けてきて、作風はというとインディー寄りで、アコースティックな印象が強いです。

The 1975 の今作もジャック・アントノフの作風が出ていて、今までのようなポップサウンドは持ちつつも、インディーポップ色の強い作品となっています。

アルバムの収録時間は約44分と、今までのThe 1975 の作品の中では一番短く、The 1975 が初めてな人でも聴きやすい作品となっており、非常におすすめなアルバムだと思います。

前作のようなバラエティーに富んだ構成ではありませんが、じっくりと聴かせるソングライティング、アレンジは見事で本当に素晴らしいですね。

収録曲

リリース日 2022年10月

01. The 1975
02. Happiness
03. Looking For Somebody (To Love)
04. Part Of The Band
05. Oh Caroline
06. I’m In Love With You
07. All I Need To Hear
08. Wintering
09. Human Too
10. About You
11. When We Are Together

おすすめな曲は、黄色で引かれている4曲です。

おすすめな曲

今回は、おすすめな曲を4曲ご紹介します。

まず1曲目は「Happiness」です。

歌詞は、愛を追求することの難しさや葛藤を語っております。

イントロをよく耳を澄ませて聞いてみると、人の会話が聞こえると思うのですが、実はボーカルのマシューの過去のインタビュー音声が切り取られているらしく、驚きでした。

何回も聞いていくとまた違った良さに気づけるのも音楽の魅力だと思います。

この曲は本当にイントロから素晴らしいですよね。ギターもノリノリで、マシューの声も幸せそうで、聴いているこっちまでも幸せになるようなサウンドだと思います。

2曲目は、「Oh Caroline」

ピアノの旋律も素晴らしいのですが、個人的にピアノよりギターサウンドが最高だと思います。

爽やかな曲調が聴いていて、とても心地よいですね。

3曲目は「All I Need To Hear」

マシューの優しい声とピアノが合わさり、アコースティックなサウンドとなっております。happinessのような華々しさはありませんが、マシューの声が本当に温かく、個人的にはアルバム一番の名曲だと思います。

4曲目は「About You」

女性ボーカルとマシューの声がとにかく美しいですね。女性ボーカルは誰なのか、ふと気になって調べてみたら、ギターのAdam hannの妻が歌っているらしく、ちょっと驚きました。最初聞いた時、誰か有名アーティストとコラボしたのかと思うほど、女性ボーカルの声がthe 1975に馴染んでいて、聴いてもまったく違和感ないです。

この曲は、本当に女性ボーカルの声が魅力的だと思います。                          声が透き通っていて、とても聞きやすいです。

まとめ

The 1975 『Being Funny In A Foreign Language』をご紹介しました。

The 1975の中では一番短く、初めての人でも聴きやすいアルバムだと思います。非常にポップながら、緻密に作られているので、最初から最後まで通して聴けるのではないのでしょうか。

The 1975の過去のアルバムでは、収録時間が1時間ぐらいの作品が多く、クオリティーは高いですが、最初から通して聴くことが難しかったというが本音でした。

では本作はどうなのかというと44分と短くまとまっていて、非常に聴きやすかったです。

やはり全体的にポップなのが大きいと思います。

2022年傑作のアルバムぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。

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